世界文化遺産「古都京都の文化財」
上賀茂神社京都府京都市北区
【 上賀茂神社 】  京都府京都市北区
大都の開拓神を祭る由緒ある古社
正式には賀茂別雷神社。雷神を祭るため、厄除け、五穀豊穣、電気産業の守護とされる。欽明天皇の頃にはすでに祭礼が行われていた。明治以降終戦まで官幣大社として伊勢の神宮に次ぐ全国神社の筆頭に位した。境内は緑あふれ、国宝の本殿と権殿など40をこえる社殿が丘陵や川などの地形に巧みに建てられている。5月15日の賀茂祭は京都三大祭の一つ。このほか、5月5日の競馬会神事、9月9日の鳥相撲なども。古都京都の文化財として世界文化遺産。
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鹿苑寺(金閣寺)京都府京都市北区
【 鹿苑寺(金閣寺) 】  京都府京都市北区
上側2層に金箔が施こされた建築美を誇る
衣笠山や左大文字山をひかえた景勝の地。1397年に足利義満が西園寺家の山荘を譲り受け北山殿をを造ったのが始まり。金閣は各層が3様の建築美を見せる楼閣で、上側2層に金箔が施こされている。その姿は鏡湖池に美しく映し出される。庭園は鏡湖池の中に九山八海を表わす名石奇岩を多く配した池泉回遊式。金森宗和好みの茶室・夕佳亭は南天の床柱、萩の違棚などで有名。節分の日には無料拝観が行われる。庭園は特別名勝。古都京都の文化財として世界文化遺産。
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下鴨神社京都府京都市左京区
【 下鴨神社 】 京都府京都市左京区
秀吉の菩提を弔うため、ねねが建立した古刹
豊臣秀吉の菩提を弔うため、1605(慶長11)年に北政所(ねね)によって建立された。当初は広大な寺域だったが、度重なる火災で縮小。開山堂(国重文)や蒔絵で名高い霊屋(国重文)、茶室・傘亭(国重文)、時雨亭(国重文)、表門(国重文)、観月台(国重文)などが並ぶ。東山を借景にした小堀遠州作の庭園(名勝・史跡)も美しい。古都京都の文化財として世界文化遺産。
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慈照寺(銀閣寺)京都府京都市左京区
【 慈照寺(銀閣寺) 】 京都府京都市左京区
東山文化を象徴する建物と庭園などが調和
1482(文明14)年に8代将軍・足利義政が祖父・義満の北山殿(金閣)にならって東山荘を造営したのが始まり。閑寂枯淡の東山文化を象徴する貴重な構造。同仁斎は四畳半茶室の起源といわれる。庭園は上下2段に分かれ、上段は枯山水庭園、下段は錦鏡池を中心とした池泉回遊式庭園。月を鑑賞するため作られた銀沙灘(ギンサダン)、向月台(コウゲツダイ)の美しい砂盛りとの調和が面白い。義政の持仏堂として建立された東求堂は日本最古の書院造り。庭園は特別名勝。古都京都の文化財として世界遺産。
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清水寺京都府京都市東山区
【 清水寺 】 京都府京都市東山区
「清水の舞台」として有名な舞台造の本堂
坂上田村麻呂の発願で大和の僧延鎮上人が開創。現在の建物は1633(寛永10)年に家光による再建だが、平安時代の伝統的な様式によっている。法相宗の寺で、音羽山を背景に広い境内を誇る。本堂(国宝)は、「清水の舞台」として知られ、京都市街地などの眺望が広がる。また、三重の塔など数々の堂塔伽藍が並ぶ。奥ノ院の崖下に、万病に効き知恵が付くという音羽ノ滝があり、寺名の起源となった。古都京都の文化財として世界遺産。
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二条城京都府京都市中京区
二条城 京都府京都市中京区
京都における徳川氏の城で桃山文化の極み
1603(慶長8)年徳川家康が二之丸を造営し、のち3代将軍家光が本丸と内堀を増設した。東西500m、南北400mの広さで、二之丸と本丸からなる城全体を外堀が取り囲む。慶喜が大政奉還を行った二之丸御殿は現存する当時の城主の館として貴重。狩野派の襖絵や欄間など、桃山様式の全貌を見ることができる。二の丸庭園(特別名勝)は小堀遠州作で、豪壮な石組の蓬莱形式。本丸御殿は、唯一の宮御殿の遺構で、春と秋には特別公開される。古都京都の文化財として世界遺産。
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西本願寺京都府京都市下京区
【 西本願寺 】 京都府京都市下京区
桃山文化を伝える浄土真宗本願寺派の本山
1272(文永9)年に親鸞聖人の娘・覚信尼が東山に大谷廟堂を建てたのが始まり。1591(天正19)年に豊臣秀吉から天領を与えられて現在の場所に建立された。桃山文化を伝える華麗な建築は国宝・重文級ばかりで、特に書院の内装は豪華絢爛。飛雲閣は金閣、銀閣と共に京都の三閣と呼ばれる。国宝の唐門は精密な彫刻が見事。大書院庭園は特別名勝。古都京都の文化財として世界遺産。
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教王護国寺(東寺)京都府京都市南区
【 教王護国寺(東寺) 】 京都府京都市南区
国内最大の五重塔で名高い真言宗東寺派本山
平安京の羅城門東西に創建された東寺、西寺の一つ。南大門から金堂・講堂・食堂が一直線に並ぶ奈良時代の伽藍配置。建物のほとんどが国宝や重要文化財に指定されている。講堂には、大日如来を中心に五大明王像など平安時代の仏像が安置されている。五重塔は1644(正保元)年に徳川家光によって再建されたもので、国内で最も高い高さ56.9m。毎月21日には弘法大師の縁日が開かれ、「弘法さん」として親しまれ賑わっている。古都京都の文化財として世界遺産。
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龍安寺京都府京都市右京区
龍安寺 京都府京都市右京区
桃山文化を伝える浄土真宗本願寺派の本山
1272(文永9)年に親鸞聖人の娘・覚信尼が東山に大谷廟堂を建てたのが始まり。1591(天正19)年に豊臣秀吉から天領を与えられて現在の場所に建立された。桃山文化を伝える華麗な建築は国宝・重文級ばかりで、特に書院の内装は豪華絢爛。飛雲閣は金閣、銀閣と共に京都の三閣と呼ばれる。国宝の唐門は精密な彫刻が見事。大書院庭園は特別名勝。古都京都の文化財として世界遺産。
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仁和寺京都府京都市右京区
【 仁和寺 】 京都府京都市右京区
皇室の保護で「御室御所」と呼ばれた高い格式
真言宗御室派の総本山。それぞれ重要文化財に指定されている金堂や御影堂、五重塔、観音堂などの建物が風格を感じさせる。観音堂南にある御室桜といわれる背の低い桜も知られる。書院では江戸後期の著名画家の襖絵が見られる。庭園の両奥に重要文化財に指定された2つの茶室も。霊宝館には国宝・重文級の文化財が多数所蔵され、春と秋のみに公開される。古都京都の文化財として世界遺産。
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高山寺京都府京都市右京区
【 高山寺 】こうざんじ 京都府京都市右京区
皇室の保護で「御室御所」と呼ばれた高い格式
明恵上人の住居跡で簡素なたたずまい。1206(建永元)年に華厳宗道場として再興したもの。石水院(国宝)は鎌倉時代初期の住宅建築の面影を留めており、中には鳥獣戯画(国宝)の模本が展示されている。また、境内には明恵上人が栄西より贈られた茶の実を植えた日本最古といわれる茶園がある。国の史跡。古都京都の文化財として世界遺産。
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天龍寺京都府京都市右京区
【 天龍寺 】 京都府京都市右京区
京都五山の第一位という格式をもつ大寺院
臨済宗天龍寺派の大本山。1339(暦応2)年に足利尊氏が後醍醐天皇供養のため創建。室町時代の五山十刹の第一に列せられたが、幕末には焼き払われた。現在の堂宇は明治以降の再建。方丈には藤原時代の釈迦如来坐像(国重文)が安置されている。また、曹源池庭園は夢窓国師の作庭の美しい池泉回遊式庭園。当時のままよく残り、全国で初めて特別史跡・特別名勝に指定された。古都京都の文化財として世界遺産。
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【 西芳寺(苔寺) 】 京都府京都市西京区
緑の苔におおわれた美しい庭園
苔寺の名で知られ、境内は100種以上の苔に美しくおおわれている。行基による開創といわれ、1339(暦応2)年に夢窓疎石によって再興された。本堂背後の枯山水庭園と、黄金池(心字池)を中心とした池泉回遊式庭園からなる。秋には、紅葉が苔の庭園を彩りで包き込む。拝観は希望日の2ヵ月前から7日前までにはがき必着で申込要。茶室湘南亭は国の重要文化財。庭園は特別名勝。古都京都の文化財として世界遺産。
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醍醐寺京都府京都市伏見区
醍醐寺 京都府京都市伏見区
広い境内に五重塔や三宝院など数々の伽藍
874(貞観16)年に地主横尾明神の示現で霊泉(醍醐水)を得た聖宝理源大師が建立した小さな堂宇が始まりという古刹。醍醐山全体が寺域で、山上は上醍醐、山麓は下醍醐と区分されている。上醍醐には如意輪堂や薬師堂、開山堂など。下醍醐には三宝院や金堂、五重塔、大講堂、総門、仁王門などが並ぶ。五重塔は951(天暦5)年築で京都最古の建物。三宝院表書院の前にある庭園(特別史跡・特別名勝)は豊臣秀吉が「醍醐の花見」に際し築庭させた。古都京都の文化財として世界文化遺産。
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平等院 】 京都府宇治市
理想郷を今に伝える優雅な藤原文化
もとは宇治川河畔の環境を生かした道長の別荘で、子の頼通が極楽浄土の理想郷をこの世に造り出そうと1052(永承7)年)に寺に改めた。10円玉でも知られる国宝の鳳凰堂は阿弥陀如来像を安置する阿弥陀堂。大棟の両端に鳳凰を乗せている上、構造が翼をひろげた鳳凰に似ているため、この名で呼ばれる。鐘楼、観音堂、宝物館なども。シーズンにはフジが咲く。池を隔てて鳳凰堂を望むと中堂正面の格子戸上方の丸窓から阿弥陀如来坐像の顔が拝めるが、夜には灯明の光で浮かび上がり池面には影が揺れ、まさに極楽浄土のような光景。古都京都の文化財として世界遺産。
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宇治上神社京都府宇治市
【 宇治上神社 】 京都府宇治市
平等院の鎮守社で現存する国内最古の神社建築
古くは下社の宇治神社と一体で、平等院の鎮守社として栄えた。3つの社からなる本殿は現存する最古の神社建築で国宝。応神天皇、仁徳天皇などが祭られている。拝殿(国宝)の脇には宇治七名水のひとつ桐原水が今なお湧き出ている。古都京都の文化財として世界遺産。
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【 延暦寺 】 滋賀県大津市
比叡山上に広がる天台宗の総本山
平安初期の788(延暦7)年に最澄によって開かれた天台宗の総本山。長い歴史に培われた修行道場としての厳粛な雰囲気がある。比叡山の山上に、延暦寺三塔十六谷と呼ばれる多くの堂塔伽藍を構え、根本中堂が本堂にあたる。現在の建物は1642(寛永19)年の再建で、三方に回廊をめぐらした丹塗の豪壮な大伽藍。内部は暗く、本尊薬師如来が安置され、最澄以来連綿と灯し続けられている不滅の法灯が輝いている。奥比叡ドライブウェイを利用して訪ねることができる。古都京都の文化財として世界遺産。
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