世界文化遺産「古都奈良の文化財」
東大寺奈良県奈良市
【 東大寺 】  奈良県奈良市
奈良の大仏で知られる世界最大の木造建築物
若草山山麓に位置する日本を代表する名刹。聖武天皇の発願で、全国の国分寺の中心・総国分寺として建立された。752(天平勝宝4)年に廬舎那仏(大仏)の開眼供養。1180(治承4)年に南都焼き討ちで堂宇の多くを焼失したが、鎌倉時代に重源(チョウゲン)上人の勧進で再建。1567(永禄10)年には松永久秀の兵火で再焼失したが、江戸中期・元禄の頃に現在の寺観が整った。南大門の左右には、運慶・快慶作といわれる阿吽の仁王像が立つ。大仏殿、南大門や二月堂、三月堂、戒壇院、正倉院などが寺域に点在。古都奈良の文化財として世界文化遺産。
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春日大社奈良県奈良市
【 春日大社 】  奈良県奈良市
本殿と朱塗の回廊、釣燈篭や桧皮葺の社殿
710(和銅3)年に藤原氏の氏社として創建され、平安後期には官社となり朝廷の崇敬も厚く栄えた。境内には本社や、舞楽面など多くの国宝や重要文化財が収蔵される宝物殿、万葉集に詠まれた草木を植えた萬葉植物園などがある。参道の両脇には石燈篭が林立し、節分と中元(8月14・15日)の夜に行われる万燈籠では、境内にある約2000もの石燈篭と約1000もの釣燈篭全てに灯がともされる。古都奈良の文化財として世界文化遺産。
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春日山原始林奈良県奈良市
【 春日山原始林 】  奈良県奈良市
貴重な動植物が生きる広大な鎮守の森
春日大社の東側にそびえる花山と御蓋山、芳山を総称して春日山と呼ぶが、一帯は841(承和8)年に狩猟と伐採が禁止され保護されてきた。そのため、豊かな照葉樹林が茂り約1000種の植物が混生。モリアオガエルやヒメハルゼミ、カスミサンショウウオなどの貴重な動物が生息している。春日奥山遊歩道で原始林内を散策できる。国の天特別然記念物。春日大社と一体で、古都奈良の文化財として世界文化遺産。
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興福寺奈良県奈良市
【 興福寺 】  奈良県奈良市
藤原氏の氏寺が前身で南都七大寺の一つ
法相宗の大本山。藤原鎌足が重い病気にかかり、夫人・鏡大王が回復祈願で、鎌足が造った釈迦三尊などの諸仏を安置するために建立された山階寺が起源。平城遷都で710(和銅3)年に現在地へ移建改名され、奈良時代には四大寺、平安時代には七大寺の一つとして栄えた。1180(治承4)年、源平の時代の南都焼き討ちで全焼。鎌倉時代に北円堂(国宝)、五重塔(国宝)などが建てらた。明治時代初期の神仏分離令などで荒れたが、その後は復興が進展した。古都奈良の文化財として世界文化遺産。
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元興寺(極楽坊)奈良県奈良市
【 元興寺(極楽坊) 】  奈良県奈良市
国内最古の法興寺が前身で南都七大寺の一つ
蘇我馬子が6世紀末に開いた我が国最古の寺院・法興寺(飛鳥寺)が前身で、平城遷都で移転となり改名された。南都七大寺の一つとして栄えたが、平安時代中ば頃から元興寺は衰え、浄土教が広まるにつれ極楽坊に中心が移った。極楽坊での念仏講が鎌倉時代に発展、極楽坊は中世以来庶民信仰の中心として栄えた。収蔵庫には、国宝の木造五重小塔など多くの寺宝が保管・展示されている。10月下旬から11月上旬に特別展が行われる。古都奈良の文化財として世界文化遺産。
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唐招提寺奈良県奈良市
【 唐招提寺 】とうしょうだいじ  奈良県奈良市
唐僧・鑑真が戒律を学ぶために開かれた寺院
聖徳太子の熱心な招きで来日した唐僧・鑑真により759年に創建された。朝廷や貴族の尊崇を受けたが、平安京に政治の中心が移ると次第に衰えていった。小説「天平の甍」の鴟尾で有名な金堂や平城宮の東朝集殿を移築した講堂など今も創建当時の建物がよく残っている。金堂、講堂、鼓楼、宝蔵、経蔵が国宝建造物。木心乾漆千手観音立像(国宝)や木心乾漆薬師如来立像(国宝)などがまつられている。古都奈良の文化財として世界文化遺産。
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平城宮跡奈良県奈良市
【 平城宮跡 】  奈良県奈良市
平城京の中央北端に造営された宮城
平城京の政治にかかわる施設や天皇の居所、役所、庭園などの施設がかつてあった所。東西1.3km、南北1km。1899(明治32)年に田園からその一部が見つかり、1955(昭和30)年から発掘が始められた。構造物は木造だったため失われたが、地下遺構の保存状態は良好。朱雀門や東院庭園などが復元され、出土した木簡など多量の遺物は平城宮跡資料館で公開されている。左京三条二坊宮跡庭園は特別史跡・特別名勝。古都奈良の文化財として世界文化遺産。
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薬師寺奈良県奈良市
【 薬師寺 】  奈良県奈良市
金堂を中心に東西に優美な三重塔
天武天皇が皇后、のちの持統天皇の病気平癒を祈願し創建を発願した寺。南都七大寺の一つで、伽藍は壮麗を極め陸の竜宮城ともいわれる。当時の建物は西ノ京のシンボルでもある東塔金堂を中心に東西に塔があり、その周りに回廊講堂が巡り薬師寺式伽鑑配置といわれる。三重塔は各階に裳階があるため六重の塔のようで、勾配の穏やかな屋根などが優美。銅造薬師三尊・銅造観音菩薩立像や吉祥天画像など白鳳時代の芸術にふれられる。古都奈良の文化財として世界文化遺産。
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