あっタンの ここがおすすめっ!(第4回)

はーい、あっタンです。今回はさるく博で注目を集めた長崎の旅日記だよ!
長崎 旅日記 長崎県長崎市
長崎さるく博
長崎では06年4月1日から10月29日までの間、長崎さるく博という、町全体を会場にした日本で初めての街歩き博覧会が開催されているんだ。「さるく」とは長崎弁で“ぶらぶら歩く”という意味。40コース以上にも及ぶ長崎散策地図が用意されたり、名物ガイドによる長崎ツアー、カステラづくりなどの長崎体験ができるよ。街中ではさるく見聞館と称して、まちの伝統や文化をお店などで感じ取れる場所に出会えるよ。
(※長崎さるく博は終了しました。)

長崎の路面電車

旅情を感じさせてくれる
昔ながらの行き止まり式のターミナル駅・JR長崎駅の観光案内所で「路面電車1日乗車券」(500円)を購入し、出発! 長崎の路面電車は通常の切符でも、どこまで乗っても100円という低料金!

 他の地方都市と同じように、長崎の路面電車もいろいろな都市で走っていた電車が活躍している。最近はバリアフリーの新車も登場したんだ。路面電車らしからぬそのデザインは「明日の都市交通」を象徴しているかのよう。床も低く、車椅子でも乗りやすい。窓が広いのも嬉しいね。また、石橋方面行きの路線には、長崎電気軌道オリジナルの電車が今でも頑張っているよ。

嗚呼、憧れのトルコライス!
「キッチンせいじ」という店を見つけた! 外観は、何と!改造したかっての路面電車。店のドアも、実際の路面電車のドアで、椅子は電車のロングシートがそのまま再利用されているんだ。
頼むは勿論、“トルコライス”。スパゲティナポリタン、カレーソースのかかったカツにピラフ、と洋食の盛り合わせになっていて、味噌汁付で900円。まさに「おとなのお子様ランチ」。ソースとマヨネーズは自慢の自家製なんだって。店内には、路面電車の写真や鉄道模型のレイアウト、かっての電車の部品などがあちらこちらに展示されている。この店、さるく見聞館にも指定されているんだ。(「賑橋」電停から徒歩3分)


レトロな喫茶店でのひととき
ツル茶ん」は、1925(大正14)年創業の、九州で一番古い喫茶店。名前の由来は「ツルの港の長崎に初めて生まれた喫茶店」。まずは1階の喫茶室へ。トルコライスだけでもかなりの種類。中にはソビエト風、中華風にアレンジされているのも。またテキトルコといい、カツのかわりにビフテキがのっかっているのもあるよ。また「昔ながらのティールーム」ということもあって、「ミルクセーキ」がメニューにあったのも面白い。
 3階にはレトロ展示室があるけど、公開は平日の15〜18時のみ。店全体が喫茶店というより「ミルクホール」のようなつくりなんだけど、特に3階はその「ミルクホール」時代の面影を強く残している。旧制高校時代の話、珈琲文化の話など、先代のご主人がいろいろ話してくれたよ。展示されている古い柱時計や蓄音機、マッチのラベルなどについても説明してくれた。これらは、店が歩んできた歴史を如実に物語っているかのようだ。椅子もテーブルもレトロチックで、こういう店のBGMには有線放送よりも、蓄音機から流れるレトロな音楽が似合うな。何時間いても飽きないなあ。
(2006.5)

長崎のさるき方(長崎の観光ガイド)
あっと!ながさき(長崎観光宿泊ガイド)

長崎電気軌道3000系電車


かつての路面電車を改造した外観、キッチンせいじ


キッチンせいじのトルコライス



ツル茶んの3階、レトロ展示室

グラバー園
親日家としても知られるグラバーの思いが伝わってくるような邸宅。他にも、旧・三菱長崎第2ドックハウス、旧長崎地方裁判所長官舎などの西洋建築群。

大浦天主堂
現存する天主堂の中でも古い部類に入る。ステンドグラス等は原爆で破損したもので改修されたが、それ以外のものは創建当時のままだった。
コルベ神父記念室
第2次世界大戦中、アウシュヴィッツ強制収容所で身代わりになって亡くなったコルベ神父が日本で布教活動を行った教会跡。当時の壁の一部が館内に残る。


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