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駅併設の博物館と下町らしい町並み まず向かうは、駅に併設された「東武博物館」。ここにはかって東武鉄道で活躍した蒸気機関車や、東武鉄道最初の電車等が展示されている。鉄道マニアにはこたえられないところだよ。蒸気機関車のところでは、一日に数回、蒸気機関車が汽笛を鳴らしてくれるショータイムもある。鉄道模型のところでは、東武鉄道で活躍している電車達が、広々としたレイアウトの中を走りぬける。電車にバスにと色々展示されているから、乗り物好きにはいい場所だね。 古くからのなごみ空間・向島百花園 さてと次の場所へ行こうか。次に向かうは「向島百花園」。門を入ると、その道路の混雑がウソのような静かな空間が広がっているよ。 江戸時代の文化・文政期に、骨董屋を営む佐原鞠塢が造った庭園。開園当初は360本ものウメの木が植えられていたことから「新梅屋敷」とも呼ばれていた。その後『詩経』、『万葉集』などに詠まれた植物を集め、四季を通じて花や木を楽しめる庭に仕立てられていきました。「百花園」とは「四季百花の乱れ咲く園」という意味なんだ。この時代の大名庭園とは異なる、野に咲く草花を愛でる庶民の庭園として親しまれたよ。 その後、関東大震災や戦災などの災禍を経ましたが、段々と整備され、現在でも四季の花が咲き誇る庭園として親しまれている。中でも春の七草、秋の七草、花の棚、全長30mにもなるハギのトンネルが有名だ。
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向島の甘味を訪ねて隅田川方面へ さてと隅田川の方へ行ってみる事にしようか。そこにあるのが、「長命寺」。ヒンドゥーの神から仏教の守護神となった川の神様・弁財天をまつっているお寺だよ。琵琶湖にある老女弁天を分霊したもので、七福神で唯一の女神となっているんだ。このお寺はもともと「常泉院」と称されていたけれど、江戸時代に3代将軍・徳川家光公が体調を崩した時、ここの水を飲んでたちまち回復したという伝説があり、それで家光公から「長命寺」の名前を授かったんだ。でも長命寺というと、今の人達は門前の茶店で売っている「長命寺桜もち」の方が有名だよね! 1717(享保2)年、大岡越前守忠相が町奉行になった年に創業した老舗。ちょっと甘さ控えめのあんこをお餅で包み、クレープ状に桜の葉っぱの塩漬けで巻いた一品。渋めのお茶と合わせて1個250円。街歩きでちょっと疲れた身体にはいいね。箱詰めのお土産もあるからいいなあ。
そのお店の向かいには「言問団子」のお店もある。その名前は、かの有名な在原業平の歌から来ている。 「名にし負はば いざこととはむ都鳥 わが思ふ人は ありやなしやと…」 3色のお団子が、お茶付で550円。この界隈は、甘いもの尽くしだね。 さてと、甘いもので力もついたので、隅田川沿いを浅草まで歩く事にしようか。隅田川の水も、昔に比べてだいぶきれいになってきたね。盆踊りの定番曲「大東京音頭」でもそういえば歌われているよ。 「♪ごらん 隅田の水も澄む それ水も澄む…」 と。きれいな川、次の世代へ残していきたいね。
【住所】 東京都墨田区 【交通】 東武伊勢崎線「東向島」駅より徒歩約8分 京成押上線「京成曳舟」駅より徒歩約13分。 【リンク】 墨田区 墨田区観光協会 長命寺桜もち 言問団子 (2007.8) |
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