12月から咲き始めるという日本一早咲きといわれる梅園! 今回は知られているスポットので結構な人出。梅の花はもちろんきれいで、相模湾の眺望も素晴らしい。由緒ある梅園で風格ある梅の木、豊富な見どころ。遠くからも大勢の人が見に来るのは、理由があるんだねえ。
始まりは温泉療養との深い関連から
熱海に、温泉療養施設である「きゅう汽館」(旧「大湯」)が開館した頃、1885(明治18)年に赴任した内務省初代衛生局長・長与専斎が、温泉治療は一日中部屋にいるのではなく、適当な運動が必要と提唱したんだ。それがきっかけとなって、横浜の豪商・茂木惣兵衛や議員、地元の方が梅園の造成に乗り出し、ついに1886(明治19)年に開園!
日本一早咲きの梅
早ければ11月下旬から花が開き始める早咲きの桜として知られているよ。梅にもいろんな種類があり、早ければ11月下旬から、12〜3月の間で早咲き、中咲き、遅咲きと何かしらかの梅を見ることができるんだ。
樹齢100年を越える見事な古木
歴史ある梅園だけに、風格ある古木が多いんだ。園内には約64品種約730本の梅。見頃は1月から2月、品種によって順番に咲くため、花を楽しめる期間は長いんだ。
多彩な見どころ 記念碑や句碑も点在
ちょっと丘の上にあるので、まず上まで行って、下りながら楽しむといいかな。中山晋平記念館、韓国庭園、梅見の滝、5ヶ所ある赤塗りの橋などみどころも多いね。
★梅の開花にはまだ早いかな、と思っていたけど、さすが早咲きの梅園。「梅まつり」期間中の土・日・祝日には甘酒の無料サービスやイベントがあるよ。
★2月下旬〜3月上旬、熱海駅周辺や初川で咲くアタミザクラの花見もできるんだ!
★駐車場が少ないので、極力電車を利用しよう。「梅まつり」期間中の土・日・祝日には、バス増発。
DATA
【住所】熱海市梅園町
【梅まつり】平成18年1月8日(日)〜3月12日(日)
【入場料】無料
【交通】
<マイカー> 駐車場あり(普通乗用車2時間600円)。※期間中の土日祝および繁忙期の月曜日、9〜16時、梅園前の市道は一方通行です。
<公共交通> JR伊東線「来宮」駅下車、徒歩約10分。
または、JR熱海駅より「相の原団地」行バス(3番乗場)で約15分、「梅園」下車。
期間中はバス増発。
【問合せ】熱海市観光協会0557-85-2222
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梅まつりの賑わい。梅の木、大きいでしょ!
見頃は1月から2月。この写真は2月18日だよ。
満開の梅に囲まれた中山晋平記念館。
「波浮の港」「東京音頭」などの作詞者・中山氏の
別荘として建てられたんだ。
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