あっタンの ここがおすすめっ!(第2回)

はーい、あっタンです。今回は九州の玄関口、門司港だよ! 
門司レトロ もじれとろ  福岡県北九州市
九州の玄関口・門司港にはレトロな建物が集まっているんだ。今回はその魅力を探求すべく、門司の町を歩いてきたよ。

特別輸出港で海外との交流が盛んに

「大日本帝国憲法」が発布された明治22(1889)年に門司築港(株)が設立され、門司港は特別輸出港に。海外との交流が盛んになり、徐々に西洋建築が立ち並ぶようになった。現在の門司港駅舎(当時は門司駅)は1914(大正3)年に完成。行き止まり式のホームは、まさに「ターミナル」にふさわしいつくり。

かつては連絡船玄関口
門司港はかつては九州の玄関口。対岸の下関との間に鉄道連絡船が出ていた。1942(昭和17)年の関門トンネル開通までは、多くの旅客と車輛を航送したんだ。しかし、その後のトンネルの複線化や、関門国道トンネルの開通等で利用者が減少し、1964(昭和39)年10月31日、63年の歴史にピリオドをうった。門司港駅の構内には、当時の連絡口の跡が残っているんだ。

バナナたたき売りの発祥地
また、門司港は、バナナの叩き売りの発祥の地。これは台湾などから輸入した、バナナの傷んだのを安くたたき売りしたのが始まりとか。旅館「群芳閣」の玄関横には「バナナの叩き売り発祥の地」記念碑があるよ。駅近くの喫茶店では、どこにもバナナにまつわるメニューがあるのも楽しい。

平成になって門司レトロ誕生
繁栄した当時を偲ばせる古い建物が見直され、町並みが整備された。様々な努力によって今では人気観光地。レトロチックな街並みをぶらぶら歩けば、心がなごむねえ。まるで時間がとまったような感じ。


ゆったりと時間をとろう。歴史を感じるのに急ぐのはどうかなあ。レンガ造りの街並みは、1日いても飽きないよ。歩き疲れたら、港の見えるティールームでお茶のひととき、というのもいいもの。
多彩なイベントも魅力なので、スケジュールをチェックしてから出かけてね。

DATA
【住所】福岡県北九州市門司区
【入場料】各施設によって異なる。町並みは無料。
【交通】
<マイカー>各所に有料駐車場あり。
<公共交通> JR鹿児島本線「門司港」駅下車。
【問合せ】北九州市観光協会093-321-4151
リンク  門司港レトロクラブ  北九州市観光協会  
(2006.3)

門司港駅舎 ヨーロッパの駅をモデルに1914(大正3)年に建築。左右対称のデザインが特徴的な駅舎で、国の重要文化財に指定されているよ。


旧・門司税関 港湾都市・文字に欠かせない税関として、
1912(明治45)年に建築された風格ある建物だ。1階はカフェ。


旧・大阪商船 洋風木造2階建ての建物は、1917(大正6)年の建築。屋根の一端にある八角の塔が印象的だね。この中には「わたせせいぞうと海のギャラリー」があるんだ。

国際友好記念図書館 帝政ロシアが大連市に建設したドイツ風建築物を、北九州市・大連市友好都市締結15周年を記念して平成6年に複製建築。東アジア関係図書を中心に国際友好に関する図書資料を収集しているよ。

出光美術館
 倉庫を利用した建物に、出光興産の創始者・出光佐三氏のコレクションを展示。17〜18世紀の輸出伊万里や柿右衛門、古唐津などの展示や特別展を定期的に開催。
九州鉄道記念館 明治時代に、九州鉄道の本社として造られた赤レンガ造りの建物。明治時代の客車や、屋外展示場には蒸気機関車、特急電車、キハ07型気動車などが展示。列車好きにはたまらな〜い!

山口銀行門司支店 1934(昭和9)年に横浜正金銀行門司支店として建てられた英国古典主義様式の建物。後に東京銀行門司支店を経て1952(昭和27)年より山口銀行門司支店に。

旧門司三井倶楽部 骨組みが外に見える外観や大小5つの切妻屋根が印象的。アインシュタインイ博士夫妻が滞在した部屋が2階に復元されているよ。国の重要文化財。

ブルーウイングもじ 国内唯一の歩行者専用はね橋。全長108mで、跳ね上がる部分は親橋24mと子橋14m。観光用の開橋は10時、11時、13時、14時、15時、16時から各20分間。


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