自然につつまれた伝統集落
   
【 田麦俣多層民家 】 山形県鶴岡市(旧朝日町)
田麦俣集落は多層民家の里。かつては湯殿山の参拝客などが通る六十里街道の宿場的な存在だった。現在でも、兜造りと呼ばれる立派な多層民家が、旧遠藤家住宅かやぶき家の2軒残っている。江戸時代後期築の茅葺き3階建て。1階からそれぞれ居住、作業と物置、養蚕に利用されていた。旧遠藤家住宅は一般公開(有料)されており、かやぶき家は民宿として利用できる。
リンク  鶴岡市  鶴岡市観光連盟
【 飯豊の散居村 】いいでのさんきょそん 山形県飯豊町
昔ながらの散居集落が残る貴重な田園風景。屋敷林を持つ民家が豊かな田園の中に約1200haにわたって点在している。約1200ha1993(平成5)年度に農林水産省主催の「美しい日本のむら景観コンテスト」で最高賞(農林水産大臣賞)を受賞した。入口がわかりづらいが、天養寺近くの高台・標高330mのふるさと展望台からは散居村景観が一望できる。
リンク  飯豊町  飯豊町観光協会
【 高柴デコ屋敷 】 福島県郡山市
元禄年間が始まりといわれる民芸品づくりを受け継ぐ集落。本家大黒屋、本家恵比寿屋、彦治民芸、ゑびす屋、恵比須屋の5軒。「デコ」とは人形の別名「木偶(デク)」のなまりで、デコ屋敷は人形屋敷という意味。屋敷の中には三春駒や張子人形などの人形がいっぱい並び、制作風景を見学できる。購入はもちろん、絵付け体験も。人形木型は県重要文化財。
リンク  郡山市  郡山市観光協会
【 三津谷のレンガ蔵 】 福島県喜多方市
喜多方市街の北方にある三津谷は、全5戸がレンガ蔵を所蔵する集落。蔵は赤っぽい独特な色でとても印象的。1906(明治39)年頃に磐越西線工事用のレンガ工場が近くにできたのがきっかけで、ドイツ人鉱山技師によって設計された。窓や出入口はアーチ型の洋風デザイン。若菜家には4棟の蔵がある。
リンク  喜多方市  喜多方観光協会
【 大内宿 】 福島県下郷町
昔ながらの茅葺きの家並が残る旧宿場町
江戸時代には会津若松と栃木県今市を結ぶ会津西街道の宿駅として繁栄した。明治になって日光街道の開通でさびれたが、それがかえって昔ながら家並みを残す要因になった。整然とした屋敷割や本陣、脇本陣など当時の姿をとどめ、江戸時代の宿場町の風情が感じられる。当時の暮らしの様子を今に伝える大内宿町並み展示館や昔の家屋を生かした宿、食事処等がある。国の伝統的建造物群保存地区。
リンク  下郷町  
【 前沢曲家集落 】 福島県南会津町(旧舘岩村)
曲り屋と呼ばれる茅葺きのL字型民家が集まった集落。文禄年間(1592〜1595)に横田城主の家臣が移り住んだのが始まりと伝わる。現在の民家は、1907(明治40)年の大火後に一斉に立て直したもの。集落内には曲屋資料館がある。集落の手前には花しょうぶ園があり、水車やバッタリ小屋が並ぶ小川が流れ、夏には蛍が飛び交う。
リンク 前沢曲家集落(南会津町舘岩観光協会) 南会津町 南会津町舘岩観光協会 
【 八郷の茅葺民家 】やさとのかやぶきしゅうらく 茨城県石岡市(旧八郷町)
のどかな里に約60棟の立派な茅葺き民家群
ケヤキや竹などの屋敷林で囲まれた広い敷地が多く、主屋や長屋門、隠居屋、蔵などの大きく立派な建物が並ぶ。屋根に施された意匠「筑波流茅手」も特徴。茅葺屋根保存会が保存などの活動を続けている。内部を見学できる民家はないため、敷地外からの見学に心がけよう。また、八郷地区では農業や林業体験を実施している。
リンク  石岡市  
【 数馬 】 東京都檜原村
檜原村最奥の集落で、甲州武田氏の落武者の集落といわれる。屋根が兜の形に似ている「かぶと造」の民家が約30軒程残っており、一部は旅館や民宿などで活用されている。山深く渓流もきれい。奥多摩周遊道路入口近くで、休日は通行車両が多い。
リンク   檜原村  檜原村観光協会
荻ノ島環状かやぶきの里新潟県柏崎市(旧高柳町)
【 荻ノ島環状かやぶきの里 】 新潟県柏崎市(旧高柳町)
高柳の中心から南へ約3.5kmの山間。荻ノ島集落40世帯のうち半数がかやぶきで、全国でも珍しく家屋が田んぼを囲んで環状に点在している。田んぼと一帯となった景観は、田植えや稲刈りなど季節の移り変わりによる表情がとても豊か。
リンク   柏崎市  柏崎観光情報サイト    
【 宿根木 】 新潟県佐渡市(佐渡島)
独特の板壁が印象的な小さな入江の集落。江戸時代の終りから明治初期に廻船業で繁栄した。100軒程の民家が密集し、迷路のように細い石畳の小路が入り組んでいる。土地に合わせて様々な形の民家が並ぶが、船大工の里だけに船を連想できる民家も。高台から眺めると、石置き木羽葺屋根が確認できる。かつて舟を結んだ御影石の石柱「船つなぎ石」も各所に点在。民家2棟が公開され、丘の上には「佐渡国小木民俗博物館」がある。国の伝統的建造物群保存地区。
リンク  佐渡市  佐渡観光協会 
【 散居村 】 富山県砺波市他
屋敷林に囲まれた農家が点在する農村風景
砺波平野には、カイニョと呼ばれる屋敷林に囲まれた農家が100m程の間隔で点在する。家の囲りが自分の田となっており、農作業に便利。平野に広がる水田地帯にこのような農家が続き、高台から見ると広大な水田に数多くの島が浮かんでいるような素晴らしい風景。砺波の夢の平にある散居村展望台や井波の開乗寺公園、小矢部のクロスランドタワー稲葉山などからの眺望がいい。また、となみ散居村ミュージアムでは伝統的な家屋「アズマダチ」が復元されている。
リンク  砺波市  
【 相倉合掌造集落 】 富山県南砺市(旧平村)
合掌造20戸が残る山中の素朴な集落
深い山の急斜面が続く中のわずかな平地にあり、五箇山合掌集落では最も標高が高い。現存する合掌造家屋の多くは江戸末期から明治にかけてのものが多いが、最古のものは17世紀の築と推測される。集落内には合掌民家を利用した相倉民俗館があり、周辺には雪持林や茅場、棚田なども残る。国の史跡、重要伝統的建造物群保存地区、世界文化遺産。
リンク  南栃市  五箇山観光協会
【 菅沼合掌集落 】 富山県南砺市(旧上平村)
庄川の河岸段丘に並ぶ9軒の合掌集落
深い山々に囲まれた五箇山、庄川の河岸段丘にある集落。合掌造家屋9棟や土蔵、板倉などが残る。集落内には五箇山民俗館塩硝の館があり、一部の家は民宿を営む。集落付近の山腹を通る国道156号線から集落を見下ろせる。国の史跡、重要伝統的建造物群保存地区、世界文化遺産。
リンク  南栃市  五箇山観光協会
【 熊川宿 】 福井県若狭町(旧上中町)
約1kmにわたり昔ながらの町並が残る
江戸時代、若狭と京都を結ぶ鯖街道の宿場町として賑わった。紅殻塗の家並み、白壁の蔵、番所などが歴史を感じさせる。町並に沿って美しい水路が流れる。奉行所跡も。国の重要伝統的建築物群保存地区。
リンク  熊川宿  若狭町  若狭三方五湖観光協会
【 赤沢宿 】 山梨県早川町
険しい山の斜面に並ぶ山間の宿場町
身延山と修験霊山・七面山を結ぶ参道沿いの集落で、参詣客の宿場でもあった。信仰者の集まりである「講」が定宿とした旅館の軒下には板マネギ(講中札)が残っている。民家が十数軒残り、石畳の坂道が続く。深い谷越しには七面山を望める。重要伝統的建造物郡保存地区。
写真提供:山梨県
リンク  早川町   
【 秋山郷 】 長野県栄村
平家落人の集落が点在し温泉も魅力な秘境
険しい鳥甲山や苗場山に囲まれた中津川上流の秘境。平家の落人や新田義貞の残党が住みついたといわれる12の集落が点在する。江戸時代の作品・鈴木牧之「秋山紀行」で名を広めた。切明温泉や小赤沢温泉などの秘境ならではの野趣あふれる温泉が点在する。最奥の切明温泉では河原から熱い温泉が湧出しており、川の水で温度を調整し野天風呂をつくれる。
リンク  栄村  
【 青鬼 】あおに 長野県白馬村
信濃森上駅から北東へ約2.5kmの山間の台地に、茅葺き屋根(現在は鉄板葺き)の大きな民家が14軒並んでいる。古いものは江戸末期の建築。集落の背後には80枚程の棚田があり、五竜岳など後立山連峰を望む。また、集落内には2ヶ所の石仏群と馬頭観音などが点在。観光地ではないが、集落入口に小さな駐車場と案内板がある。棚田は日本の棚田百選、民家は国の重要伝統的建造物群保存地区。
リンク  白馬村  
【 下栗の里 】 長野県飯田市(旧上村)
日本のチロル、南アルプスを望む急斜面の集落
まさに、日本のチロルと呼ばれるに値する風景。南アルプスを望む標高800mから1000mの急斜面に家が点在する独特の集落。一歩足を踏み外せば、はるか眼下を流れる遠山川まで落ちてしまいそうに思える程傾斜がきつく、3000m級の南アルプスは目の高さに感じる。下栗農産物直売所のはんば亭が3月から10月の休日を中心に営業している。南アルプスエコーラインでしらびそ峠へと山岳ドライブが楽しめる。
リンク  下栗の里  飯田市  いいだ観光情報ガイド  遠山郷観光協会
【 奈良井宿 】 長野県塩尻市(旧楢川村)
木曽11宿中最も栄えた旧中山道の宿場町
西に中山道の鳥居峠、南に伊那谷への権兵衛峠と難所を控えた位置にあたる。江戸時代には「奈良井千軒」といわれ、木曽11宿中最も栄えた。南の妻籠宿と並び、江戸時代の情緒が残る宿場町。約1kmにわたり当時の町並みと独特の建造物が保存されている。国の重要伝統的建造物群保存地区。
リンク  奈良井宿  塩尻市 
【 妻籠 】つまご 長野県南木曽町
町並保存運動の先駆けとなった旧中山道宿場町
木曽11宿の中で南から2番目にあたり、伊那谷への追分にもあたる。江戸時代に賑わった宿場町の面影を色濃く残しているが、これは1968(昭和43)年から全国に先駆けて町並保存に取り組んだ成果でもある。その面積は実に1245haあり国内最大級の規模。街道の両側に出し梁や格子、うだつなどが見られる古い家並みが連なり、妻籠宿本陣や脇本陣、歴史資料館、光徳寺などの見どころも。周辺は深い山並みで、美しい自然につつまれている。国の重要伝統的建造物群保存地区。
リンク  妻籠  南木曽町  南木曽町観光協会
【 馬籠 】まごめ  岐阜県中津川市(旧長野県山口村)
恵那山を望む坂道に600m程の宿場町が残る
旧中山道、木曽路の一番南にある宿場。 文豪・島崎藤村の生誕地で、藤村の作品「夜明け前」ではここが舞台となった。石畳の坂道に沿って両側に600m程の家並が続く。格子造の古風な家が連なり江戸時代の面影が伝わってくる。
リンク  馬籠観光協会  中津川市  中津川観光協会 
【 萩町集落 】 岐阜県白川村
合掌造り家屋113棟と最も多く残る集落
白山を望む山間のわずかな平地に多くの合掌家屋が並ぶ。荻町城跡展望台からは合掌造の民家が並ぶ様子を一望できる。独特の文化や、民俗芸能なども数多く残る。奇祭・どぶろく祭は10月中旬。毎年1〜2月の毎週末にはライトアップで雪に中に合掌家屋が浮かび上がる。富山県の五箇山合掌集落と共に世界文化遺産。
リンク  白川村  白川郷観光協会
【 岩村・本通り 】 岐阜県恵那市(旧岩村町)
岩村城下に残る約1.3kmにわたる昔ながらの町並
岩村川を天然の外濠に見立て川の南側に城下町の町家群が残り、歴史的景観を現在に伝えている。建物の2階部分でも格子などの江戸の趣を残っている。本町の約1/4は江戸時代の建物。町並は、明知鉄道・岩村駅から岩村城跡へ向かう方向に続いている。重要伝統的建造物群保存地区。
リンク  恵那市  恵那市観光協会              
【 千万町茅葺屋敷 】ぜまんぢょうかやぶきやしき 愛知県岡崎市(旧額田町)
標高470mの山深い里に茅葺屋敷が点在。1軒が観光用に公開されている。300年以上昔に建てられた母屋や蔵など5棟が並び、敷地内に小川が流れ、裏の深い山からは裏には棚田が続いている。休業日を除く毎日、地元の物産品が販売され、棚田での農作業やそば打ちやこんにゃく作りなどの体験が可能。1年を通じ様々な行事も。また、母家と隠居屋は予約で宿泊や休憩、会議などに利用できる。
リンク  千万町茅葺屋敷  岡崎市   岡崎市観光協会
【 関宿 】 三重県亀山市(旧関町)
今も1.8kmもの町並が残る東海道の旧宿場町
現存する町並としては旧東海道の中では屈指。JR関駅から徒歩圏で、駅から300m西方には地蔵院があり、徳川綱吉が寄進した本堂や三重県内最古の建造物・愛染堂、庭園などが見られる。国の重要伝統的建造物群保存地区。
リンク  関宿  亀山市  亀山市観光協会  
【 金堂の町並 】 滋賀県東近江市(旧五個荘町)
五個荘に多く残る古い町並の代表的なところ。ここは近江商人の発祥の地で、商人たちの本宅や社寺が残る町並みが美しい。江戸時代初め頃に現在の集落形態の基礎ができたとされる。白壁と蔵、屋敷、鯉が泳ぐ水路など、格調高く落ち着いた町並だ。豊かな弘誓寺(重文)や弘誓寺山門、旧外村宇兵衛邸のてんびんの里伝統家屋博物館などが見られる。
リンク  東近江市  東近江市観光協会
嵯峨鳥居本京都府京都市右京区
嵯峨鳥居本 京都府京都市右京区
愛宕街道沿いに茅葺き屋根民家などが並ぶ
京都市街の北西で嵯峨野の最奥。愛宕神社の門前町で、参道に続く愛宕街道沿い約600mに往事の嵯峨野らしい町並みが残る。門前の町家と元来の農村的民家が集落内で共存するのが特徴。町並みの途中に嵯峨鳥居本町並み保存館がある。国の伝統的建造物群保存地区。
リンク  京都市  京都市観光協会  おこしやす右京
【 かやぶきの里・北村 】 京都府南丹市(旧美山町)
かやぶき屋根の家屋群が残るのどかな集落
美山にはかやぶき屋根の集落が見られるが、特に知井北地区は全戸約50戸の家屋のうち約半数がかやぶき屋根。のどかな田園風景とかやぶき屋根、農村の原風景ともいうべき景色が現存する。知井北地区は国の重要伝統的建造物群保存地区。
リンク  かやぶきの里  南丹市      
伊根の舟屋  京都府伊根町
波静かな伊根湾に沿って並ぶ独特な家屋群
湾内を囲むかのように約230軒もの家屋が並んでいる。1階が舟置き場で2階が居間という漁業に適した造り。これは山と海に挟まれた狭い土地を有効に活用したもので、満潮時には海辺ぎりぎりとなる。高台にある道の駅・舟屋の里公園からは伊根湾や舟屋を一望。また、伊根湾めぐり遊覧船から望む舟屋は、まるで海に浮かんでいるよう。国の重要伝統的建造物群保存地区。
リンク  伊根町  伊根町観光協会  
【 築地松 】  島根県出雲市
散居村に残る出雲平野独特の美しい景観。民家の北側や西側に並んでいる場合が多い。川の氾濫や強風から家屋を守るため地盛りで屋敷を高くし、周辺に堤を築いて樹木を植えてきた。エリアによっては、クロマツだったり雑木だったり築地松にも違いが見られる。全域で約3千戸に残っているが、都市化や松くい虫などの影響で年々減少している。貴重な景観として保全の動きも盛んになってきた。
リンク  出雲市  出雲市観光協会
大森の町並み島根県大田市観光ガイド
【 大森の町並み 】  島根県大田市
石見銀山で栄えた赤瓦と土壁の町並
石見銀山の外郭町として中心的な町。石見銀山が豊富な銀鉱石を産出していたため、江戸時代には幕府の直轄地で行政や通商的機能があった。武家と町家が混在するのが特徴で、銀山川沿いに白壁の旧旅籠や商家が並ぶ。国の重要伝統的建造物群保存地区。石見銀山遺跡として世界文化遺産。
リンク  大田市  大田市観光協会
大高下ふるさと村岡山県津山市(旧阿波村)観光ガイド
【 大高下ふるさと村 】おこうげふるさとむら  岡山県津山市(旧阿波村)
山々に囲まれたのどかな里で、緩やかな斜面に田園が広がり茅葺き屋根の民家が点在。民家の入口などには水車が残り、木地師の里としても知られる。休憩所・おおすぎが整備された「ふるさと村ふれあい広場」や落合渓谷にニジマスを放流した「阿波渓流釣り場」などがある。
リンク   津山市  津山市観光協会
【 越畑ふるさと村 】 岡山県鏡野町
茅葺き民家や水車などが点在、棚田や山々の風景が美しい山里。標高1200m前後の山々に囲まれた標高約600mの越畑高原にある。鏡野の中心部から北へ約20km、奥津温泉から東へ約10kmの位置。集落の中心には小学校跡に建てられた越畑ふるさとセンターがあり、食事や宿泊などができる。古くは鉄づくりが行われた地で、たたら記念館やたたらの守り神「金屋子神」などがある。
リンク  鏡野町 
【 吹屋ふるさと村 】 岡山県高梁市(旧成羽町)
ベンガラの町並が印象的な吉備高原の鉱山町
山々に囲まれた標高約500mの街道沿い。江戸から明治時代にかけて銅山とベンガラの生産で栄えた。商家の主屋や蔵などが続き、赤褐色の石州瓦や赤いベンガラ壁、白漆喰壁などが印象的。広兼邸や西江邸が公開され、郷土館やベンガラ陶芸館などの施設も。「八つ墓村」など多くの映画ロケ地になった。国の重要伝統的建造物群保存地区。
リンク  高梁市  高梁市観光協会
下津井岡山県倉敷市観光ガイド
【 下津井 】  岡山県倉敷市
児島半島の南端で、瀬戸大橋の付根。瀬戸内航路の重要な寄港地として栄えた町で、今でもその面影が色濃く残っている。海岸線に沿った旧街道の町並には、問屋仲買業・高松屋やニシン蔵を復元した資料館・むかし下津井回船問屋や、旧荻野家の蔵屋敷を改築した荻野美術館などがあり、観光客も楽しむことができる。
リンク  倉敷市  倉敷観光コンベンションビューロー
【 鞆の浦の町並 】 広島県福山市
江戸から昭和初期の建物が450以上残る港町
瀬戸内海の景勝地で、古くから瀬戸内海航路の要所で潮待ちの港としてとして栄えた。保命酒の本舗であった中村家の屋敷・太田家住宅や坂本龍馬ゆかりの家、いろは丸記念館、常夜灯や常夜燈や船番所などの港湾施設など、数多くの古い建物と古い港町情緒が色濃く残る。
リンク  福山市  福山市観光協会
【 御手洗 】 広島県呉市(旧豊町)
風待ち潮待ちの港町で栄えた江戸時代の町並
江戸時代に開かれ、北前船や諸大名の交易船の寄港地として栄えた。吉田松蔭や坂本龍馬、シ−ボルトなど多くの歴史的人物や文化人が幕末に訪れている。江戸期の町屋が何軒か連なる一角があり、ところどころ洋館も見られ、島旅情も加わって独特な雰囲気がある。重要伝統的建造物群保存地区。
リンク  呉市  呉市観光協会
【 落合 】 徳島県三好市(旧東祖谷山村)
東祖谷の急斜面に広がる集落で高低差は約390mにも及ぶ。三所神社周辺の鎮守の森や民家、畑地が並ぶ山村集落の景観が見事。約350もの石垣が重なり、民家は工法や間取りなど祖谷地方の特徴のもの。その中には江戸時代中期の民家も残っている。中上地区から落合地区を眺望できる。国の重要伝統的建造物群保存地区。
リンク  三好市  
【 笠島の町並 】 香川県丸亀市(本島)
昔のままの集落が残る旅情ある島
塩飽諸島の中心となっている島で、塩飽水軍の本拠地でもあった。瀬戸大橋を望める。笠島地区には、江戸末期から明治の建物が多く残り風情がある。集落内の東小路には、江戸や明治に建てられた格子の家が続く。真木家が一般に公開されている。国の史跡・塩飽勤番所も。国の重要伝統的建造物群保存地区。
リンク  丸亀市  丸亀市観光協会
【 高見島 】 香川県多度津町(高見島)
多度津港の北西約7kmに浮かぶ小島。周囲約6km、面積約4.6平方km、人口約150人。大半が山で平地が少ない。浦集落はフェリー発着場から約400m、海崖上で約25度の急斜面に自然石を積み上げた石垣が続く。そして、江戸時代中期からの本瓦葺き様式をとどめる民家が軒を連ねている。家々の間には狭い路地や急な階段が続き、独特の島旅情を感じる。
リンク  丸亀市  丸亀市観光協会
【 外泊 】 愛媛県愛南町(旧西海町)
防風・防潮の石垣に囲まれた独特の集落
愛媛県南端、船越半島にある石垣の集落。各家は冬の強い北風などから守るため、周囲に高い石垣が築かれている。集落は山の斜面に広がり独特の景観。石垣の間には迷路のような石畳の坂道が続く。石垣には海を見下ろす北側に「海賊窓」が設けられているが、これは北側にある炊事場から漁船や天気、海の様子を知るためのもの。
リンク  愛南町
【 長者集落 】 高知県仁淀川町(旧仁淀村)
急斜面に続く石積が見事な山里の集落。下から見上げると石積が迫ってくるようで迫力満点。集落入口には推定樹齢約1200年、高さ約15mの大銀杏があり、黄色に浮かび上がる紅葉は特に美しい。周辺には棚田が広がっている。また、6月上旬から中旬にかけて棚田にしょうぶが咲く。仁淀川町の南部、国道439号線から近い。
リンク  仁淀川町 
【 五木の集落 】 熊本県五木村
標高1000m以上の山々に囲まれた山峡の地。昔、厳しい暮らしを助けるため子守奉公へ出た娘たちが歌ったことに由来する「五木の子守唄」が有名。この唄は昭和20年代後半からレコードやラジオで広がった。11月第1土日には五木子守唄祭りが開催され、「正調 五木の子守唄」などが披露され、様々なイベントが実施される。この頃は例年、紅葉が美しい。
リンク  五木村
【 石垣の村 】 宮崎県日之影町
日之影川の清流沿いの戸川地区。奇岩が多い山間に佇む民家7戸の小さな集落。家屋の敷地や棚田には多くの石垣が築かれ、「石垣の村」と呼ばれる美しい景観が訪れる人を感動させる。古い石垣は嘉永から安政年間のものとされる。村の中心部に石垣茶屋が整備され、4月下旬には棚田まつりが開催される。川は、アユやヤマメの釣りポイント。日本の棚田百選。
リンク  日之影町  日之影町観光ガイド
【 十根川集落 】 宮崎県椎葉村
宮崎県北西の山間部、集落は周囲と比べ緩やかな傾斜地。各家は石垣の屋敷地と階段状の農地を持つ。主屋は3〜4部屋が一列に並ぶ「一列平面の椎葉型」と呼ばれる独特のスタイル。隣接して馬小屋、離れには木造の倉がある。集落内の通路は細く、屋敷や農地の石垣に沿っており、石段が続くところも。現在も生活が営まれている。1204(元久元)年に平家の落人たちが建てたと伝わる十根川神社があり、境内には高さ54mの八村スギ(国の天然記念物)がある。集落は国の重要伝統的建造物群保存地区。
リンク  推葉村  
【 備瀬のフク木並木 】 沖縄県本部町
本部半島の先端、海岸に近いこの集落に続く並木。約250戸の集落全体にわたる規模がありフク木は数千本にも及ぶ。台風などに備えた防風・防潮林で、普段は木陰の涼しさを提供している。木の樹皮は染料として利用もできる。集落の家々はフク木の緑につつまれている。木漏れ日を浴びて散策すると気持ちいい。また、観光用の水牛車を楽しむこともできる。珊瑚礁のリーフに囲まれた備瀬崎が近い。
リンク  本部町  本部町観光協会
【 渡名喜島集落 】 沖縄県渡名喜村(渡名喜島)
石垣やフクギの屋敷林など囲まれ敷地は道より1m程低い民家が並ぶ。道からの目線は屋根となる特有の形状で、これは台風を防ぐための知恵。地面は厚い白砂層となっており、低くても水はけがいい。門を入ると、直接家の中が見えないよう悪風よけのソーンジャキがある。国の重要伝統的建造物群保存地区。
リンク  渡名喜村
【 竹富島集落 】 沖縄県竹富町(竹富島)
赤瓦の屋根、珊瑚石灰岩の石垣などが印象的
周囲6kmの隆起サンゴ礁の島中央に、サンゴの石垣で囲まれ、魔除けのシーザー、白いしっくいで固められた赤瓦葺などの特徴がある民家があちらこちらに見られる。フクギの防風林や碁盤の目のように走る白砂の道など、家の周囲にも特徴が。町並をまわる観光用の水牛車が人気。国の重要伝統的建造物群保存地区。
リンク  竹富町  竹富町観光協会

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