路面電車に乗ろう
   
【 札幌市電 】 北海道札幌市中央区
西4丁目とすすきのをロープウェイ入口経由で結ぶ8.5kmの路線。西4丁目とすすきのは500m程しか離れておらず、路線は郊外をひとまわりする環状型。全線の所要時間は約45分。路面列車の運行開始は1918(大正7)年。鮮やかなグリーンをした車両が中心で、積雪時には除雪用のササラ電車も運行される。すすきの〜創成小学校前では上下線の間に架線柱(センターポール)が立つ。藻岩山ロープウェイや中島公園などの観光にも便利。
リンク  札幌市交通局  札幌市  ようこそ札幌(観光情報)
【 函館市電 】 北海道函館市
1913(大正2)年に開通した道内初の路面電車。元は1897(明治30)年からの馬車鉄道が始まり。市電に揺られて函館の街をまわる旅は旅情いっぱい。明治時代に製造された市電を復元した<b>箱館ハイカラ號</b>が4〜10月に運行され人気を呼んでいる。また、「はこだてクリスマスファンタジー」や「はこだて冬フェスティバル」などに合わせてイルミネーション電車・ひかりの電車も運行される。北海道遺産。
リンク  函館市交通局  函館市  函館国際観光コンベンション協会
【 東京都電荒川線 】 東京都荒川区 他
三ノ輪橋〜早稲田間を走る風情ある12.2kmの鉄道。開業は1911(明治44)年。一時、モータリゼーションの進展により都電撤去が進んだが、専用軌道が多かったため唯一残って今日も運行されている。道路併用軌道は1.6km。最近は逆に路面電車が見直され、都も交通手段線路延長を検討している程。都心ながら風情ある風景としても愛されている。
リンク  東京都交通局  荒川区  都電沿線花見どころ  北区  豊島区
【 江ノ島電鉄 】 神奈川県鎌倉市・藤沢市
狭い街中や海岸、路面と魅力に富んだ人気鉄道。通称、江ノ電。藤沢と鎌倉の全長10kmを34分程で結ぶ。江の島や鎌倉など人気観光地を通り、旅情あるれる車窓で全国屈指の人気鉄道。途中で路面鉄道の区間もあり、明るい湘南の海岸、鎌倉の街中では軒先すれすれでカーブを繰り返す。ダイヤは毎時5本がほとんどで結構便利。
リンク  江ノ島電鉄  鎌倉市 鎌倉市観光協会  藤沢市 藤沢市観光協会
【 富山ライトレール 】 富山県富山市
JR富山港線を改修、2006(平成18)年開業の新しい路面電車。JR線を路面電車に移行する初の試みも注目された。富山駅北と岩瀬浜の7.6kmで、富山駅北からの約1.1kmが新設の路面部分。路線名は「富山ライトレール富山港線」。駅や交換可能駅を増やし、運行本数は日中でも15分間隔に増便された。「港」と「路面電車」を組み合わせた造語「ポートラム」が電車の愛称。連節低床式の色鮮やかな車両。
リンク  富山ライトレール  富山市  富山市観光ガイド
【 富山地鉄軌道線 】 富山県富山市
富山地方鉄道富山市内軌道線。富山市電と呼ばれることが多い。1913(大正2)年の開業。JR富山駅前を経由し、南富山駅前と富山大学を結ぶ全長6.4km。1本の路線だが、正式には4路線。全線を走行する列車と、南富山駅前と富山駅前で折り返す列車の2系統。本数は多く、積雪時にも運休がなくて便利。天気に恵まれると、神通川を渡る富山大橋などから北アルプスを望める。
リンク  富山地方鉄道  富山市  富山市観光ガイド
【 万葉線 】 富山県高岡市
高岡市と射水市を結ぶ路面電車。高岡駅前から越ノ潟までの12.8km。うち10kmが単線で庄川では専用橋を渡る。所要は約41分。路面電車を守ろうとする熱意が実り、全国初の市民参加による第3セクターで路面電車が存続した。海王丸パークや東橋、如意の渡し・伏木の町、高岡城址公園などへの観光にも利用できる。終点の越ノ潟駅は富山新港渡船に接続している。
リンク  万葉線  高岡市 高岡市観光協会  射水市 射水市観光協会
【 福井鉄道 】 福井県福井市・坂井市
福井市街地を走る高床の路面電車が残っている。武生新駅と福井市街で田原町、福井駅前を結ぶ計21.4kmの路線。田原町は「えちぜん鉄道」との接続駅。路線の性格上、路面区間でもダイヤは日中なら1時間3本。路面以外のポイントには凍結対策用のかまぼこ型シェルターが設置されており、電車はその中をくぐる。本格的に低床式の車両へと移行中で、高床の路面電車は将来なくなる予定。
リンク  福井鉄道  福井市  福井観光コンベンション協会  鯖江市  越前市
【 豊橋鉄道市内線 】 愛知県豊橋市
豊橋市街地を走る路面電車で、路面電車が国道1号線を走る珍しい区間も。通常は市電の愛称で親しまれており、正式名称は豊橋鉄道東田線。駅前と運動公園前、赤岩口を結び、路線の長さは約5.3km。1999(平成11)年には約150m路線が延伸されたことで話題となった。井原電停の交差点は鉄道日本一の急カーブ。豊橋市では語呂合わせで4月10日が市電の日に定められている。
リンク  豊橋鉄道  豊橋市  豊橋観光コンベンション協会
【 京阪京津線 】 滋賀県大津市
4両編成電車が併用軌道も地下鉄も通る全国唯一の路線。石山坂本線と合わせて大津線とも称される。4両編成の車両が走る路面(併用軌道)や逢坂越えの急勾配、急カーブ、山岳トンネル、そして京都市営地下鉄東西線「京都市役所前」までの乗り入れ(深夜に四宮までの乗り入れあり)と、大津と京都を結ぶ都市間輸送でありながら変化に富んでいる。浜大津から京都市役所前までの所要時間は約24分。
リンク  京阪電鉄大津線  大津市  びわ湖大津観光協会  
【 京福電鉄嵐山線 】 京都府京都市右京区
「らんでん」と親しまれる京都の郊外電車。嵐山と四条大宮を結び、三条口〜蚕ノ社と太秦〜帷子ノ辻に路面(併用軌道)がある。車窓は京情緒あふれる町並が続き観光客にも人気。広隆寺前を路面電車が走る風景は象徴的。沿線には、渡月橋、天竜寺、大覚寺、広隆寺、太秦映画村などがある。山ノ内駅は京都唯一の両方向路面駅。帷子ノ辻駅は北野線との接続駅。全長7.2km。
リンク  京福電鉄  京都市  京都市観光協会
【 阪堺電軌 】 大阪府大阪市・堺市
大阪に唯一残っている路面電車。専用軌道も多く、路面部分は一部。恵美須町と浜寺駅前を結ぶ「阪堺線」14.1kmと、天王寺駅前と住吉公園を結ぶ「上町線」4.6kmの2路線。住吉駅ではこの2路線が十字型に交わっている。沿線には、通天閣・新世界や住吉大社、住吉公園、天神ノ森天満宮、妙国寺、浜寺公園など、スポットも多い。阪堺線の大和川橋梁は1911(明治44)年築。情緒ある風景が多く、車窓風景も楽しめる。
リンク  阪堺電気軌道  大阪市 大阪観光情報  堺市 堺観コンベンション協会
【 岡山電軌 】 岡山県岡山市
岡山駅前〜東山の東山線と、岡山駅前〜清輝橋の清輝橋線の2系統。合わせて4.7kmと国内の路面電車では最短だが、本数は多く便利。後楽園や岡山城の観光にも利用できる。東山線は3つの橋を渡って旭川を越えていく。桃の産地らしいネーミングの超低床式路面電車「MOMO」、岡山城(烏城)に合わせた黒ボディで古い車両がリニューアされた「KURO」も運行。風鈴列車やクリスマス列車など季節に応じた楽しい列車にも力が入っている。
リンク  岡山電気軌道  岡山市  岡山市観光協会
【 広島電鉄 】 広島県広島市他
国内最大の市電路線で動く電車の博物館。「広電」の愛称で親しまれている広島市民の足。営業運転開始は1912(大正元)年。原爆が投下された中で奇跡的に生き残った被爆車両2両が現在も活躍している。「動く電車の博物館」と呼ばれ、他都市で活躍した車両を見ることができるのも嬉しい。国内最大の路面電車ネットワークで、運転本数も多い。広島駅と宮島を直結する便もある。
リンク  広島電鉄  広島市  広島観光コンベンションビューロー
【 伊予鉄道 】 愛媛県松山市
松山の街を走るマッチ箱のような路面列車。1888(明治21)年から67年間活躍した蒸気機関車が2001(平成13)年に復元された。夏目漱石の小説「坊っちゃん」に登場し、「マッチ箱のような列車」と表現されている。松山の街を汽笛を鳴らして走る路面列車として大人気。運転区間は道後温泉と松山市駅前または古町の区間で、300円で乗車できる。伊予鉄道は国内最古の軽便小鉄道。
リンク  伊予鉄道  松山市  松山観光コンベンション協会
【 土佐電氣鐵道 】 高知県高知市
1904(明治37)年に開通した現存する最古の路面電車路線。はりまや橋停留所を中心に、東西に伊野線、後免線、南北に高知駅前駅と桟橋通五丁目駅を結ぶ桟橋線がある。地元では土電(ドデン)と呼ばれている。外国の車両や低床連接車など車両導入は積極的。路線距離は25.3kmと広島電鉄に次ぐ長さ。「ごめん」「いの」という行き先表示の車両が行き違うのはユニーク。
リンク  土佐電氣鐵道  高知市  高知市観光協会
【 長崎電軌 】 長崎県長崎市
エキゾチックな街を走る4系統の路線で、営業距離は約11km。路面電車として国内屈指のネットワーク。長崎電気軌道が正式名称。長崎駅前からも乗車でき、グラバー園や平和公園、眼鏡橋、大浦天主堂、新地中華街、長崎西洋館など観光にも大変便利。市役所の横、桜町と公会堂前には併用軌道で全国唯一のトンネルがある。また、長崎西洋館では建物の下を電車がくぐっていく。新旧いろんな車両が入り交じって走っている。
リンク  長崎電気軌道  長崎市  あっと!ながさき
【 熊本市電 】 熊本県熊本市
熊本城や土塀を背景に走る熊本市民の足。上熊本から健軍町までの2号線と、田崎橋から熊本駅前を経由して健軍町を結ぶ3号線の2系統、約12.1km。熊本城や水前寺公園など市内主要観光地へのアクセスとしても便利。路面電車では初めてエアコンを導入、VVVF車やバリアフリーの低床車もいち早く導入した。廃止の危機があったが、市民運動によって今でも熊本市街の風景に溶け込んでいる。
リンク  熊本市交通局  熊本市  熊本市観光情報サイト
【 鹿児島市電 】 鹿児島県鹿児島市
1585(天正13)年に豊臣秀吉が藤堂高虎に築城させて弟の秀長に与えたのが始まり。1619(元和5)年には徳川頼宣が入城。八代将軍吉宗の誕生の地でもある。築城当時のものは石垣岡口門(重要文化財)。現在の天守閣は1958(昭和33)年の再建で、徳川家ゆかりの品々などの展示があり、紀ノ川や和歌山の街を一望できる。西の丸には池泉観賞式庭園の紅葉渓庭園(名勝)がある。
リンク  鹿児島市交通局  鹿児島市  鹿児島市観光ガイド

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