神社のおもな総本社へ
   
【 伊勢神宮 】 三重県伊勢市
神宮杉の巨木におおわれた最上の地位を保つ宮
2000年以上の歴史があり、最上の地位を保つ宮とされている。御神体は三種の神器の一つである八咫鏡。皇室の祖先とされる天照大神が祀られている。清流・五十鈴川にかかる宇治橋を渡り、広大で荘厳な雰囲気の境内へ。まずは、御手洗場に行き五十鈴川の水で心身を清めるのがしきたり。玉砂利が敷かれ、神楽殿御稲御倉などの社殿が並ぶ。境内をおおう神宮杉はとても大きく立派。参道最奥には、日本最古の建築様式といわれる唯一神明造の正宮がある。20年ごとに社殿を建替え御装束や御神宝を新調し神様のお遷りを願う式年遷宮が行われる。大神宮・伊勢神社・天祖神社は、全国に約5,400社。
リンク  公式ページ  伊勢市  伊勢市観光協会
【 八坂神社 】 京都府京都市東山区
厄除けや商売繁盛の神、祭礼の祇園祭で有名
厄除け、商売繁盛の神として広く信仰を集め、「祗園さん」の名で親しまれている。本殿は寝殿造様式による珍しい神社建築で、1654年に4代将軍徳川家綱の寄進によるもの。7月の祗園祭はこの神社の祭礼。大晦日のおけら詣りも有名。全国に約2900社を数える八坂神社の総本社。
リンク  公式ページ  京都市  京都市観光文化情報  京都市観光協会
【 金刀比羅宮・琴平神社 】 香川県琴平町
こんぴらさんの愛称と長い石段で知られる
古くから「讃岐のこんぴらさん」として広く知られている。標高521mの象頭山(ゾウズザン)中腹に鎮座し、参道の石段は本堂までが785段、奥社まで計1368段の石段が続く。創建は不明だが、早くから金毘羅大権現として崇敬を集め、室町時代には金毘羅参りが盛んだった。現在も、海の守り神、農業・医薬の神として信仰を集めている。丸山応挙筆の障壁画などが収められた御書院と宝物館、収蔵庫がある金刀比羅宮博物館も見応えあり。全国で約2000社を数える金比羅さまの総本社。
リンク  公式ページ  琴平町  琴平町観光協会
【 諏訪大社・諏訪神社 】 長野県諏訪市・下諏訪町・茅野市
信濃国一の宮で全国に5千余の御分社をもつ
古事記にも記された我が国最古の神社の一つ。諏訪湖の南側に上社、北側に下社がある。さらに、上社は本宮前宮、下社は春宮秋宮に別れ、これら4社を合わせて一社を形作っている。四方には立つ御柱の内部に社殿が並ぶ諏訪造。平安時代には信濃国一之宮として広く知られ、鎌倉時代には日本第一大軍神となり、その後も武田氏など代々の武将から崇拝を受けた。お諏訪さまをおまつりする神社は、全国で約5700社ある。
リンク  公式ページ  諏訪市  諏訪市観光協会
     下諏訪町  下諏訪市観光協会  茅野市  茅野市観光連盟
【 春日大社・春日神社 】 奈良県奈良市
本殿と朱塗の回廊、釣燈篭や桧皮葺の社殿
710(和銅3)年に藤原氏の氏社として創建され、平安後期には官社となり朝廷の崇敬も厚く栄えた。境内には本社や、舞楽面など多くの国宝や重要文化財が収蔵される宝物殿、万葉集に詠まれた草木を植えた萬葉植物園などがある。参道の両脇には石燈篭が林立し、節分と中元(8月14・15日)の夜に行われる万燈籠では、境内にある約2000もの石燈篭と約1000もの釣燈篭全てに灯がともされる。春日さまを祀る神社は全国で約3000社。
リンク  公式ページ  奈良市  奈良観光情報センター
【 熊野本宮大社 】 和歌山県田辺市(旧本宮町)
全国で3千以上ある熊野神社の総本山
崇親天皇の時の創建といわれる。那智大社と速玉大社を合わせた熊野三山の中心として、中世より皇室から庶民まで信仰が厚かった。杉に囲まれた石段を登ると正門に神門、左手に拝殿、奥には14柱の神々を祭る重要文化財の社殿がある。熊野川の中州が旧社地、1889(明治22)年の大水害で現在の場所に移った。熊野さまを祀る神社は全国で約3300社。新宮市の熊野速玉大社と那智勝浦町の熊野那智大社との3社で熊野三山という。
リンク  公式ページ  田辺市  田辺市観光情報  田辺観光協会
【 伏見稲荷大社 】 京都府京都市伏見区
お稲荷さんと呼ばれる稲荷神社の総本社
711(和銅4)年に秦伊呂によって創建された。商売繁盛、五穀豊穣、開運の守護神として信仰を集める。大鳥居を抜けると桜門、そして檜皮葺きの本殿、権殿など重厚な社殿が並ぶ。稲荷山山腹には千本鳥居と呼ばれる鳥居のトンネルがあり、朱色の鳥居群が鮮やか。ここを抜けて、小祠や塚を巡拝する「お山めぐり」も。お稲荷さまを祀る神社は全国で約19800社。
リンク  公式ページ  京都市  京都市観光文化情報  京都市観光協会
【 宇佐神宮 】 大分県宇佐市
全国に4万件以上ある八幡宮の総本社
725(神亀2)年の創建以来、朝廷が伊勢神宮に次ぐ名社として崇敬した。八幡信仰はここで始まった。広い境内は太古からの原生林に囲まれ国宝の3棟の本殿をはじめ、御殿、神橋、呉橋、能楽殿、宝物殿など建築物が並んでいる。また10年ごとに、皇室から勅使を迎える勅使奉弊祭が開催される。八幡信仰はここに始まり、八幡さまを祀る神社は全国で約14800社。
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【 太宰府天満宮 】 福岡県太宰府市
学問の神・菅原道真公を祭る天満宮の総本社
901(昌泰4)年に京都から大宰府に左遷され、この地で亡くなった菅原道真を祭る神社。道真が学問に秀でていたため学問の神様として参拝者が多い。現在の本殿は1591(天正19)年に小早川隆景が寄進したもので、五間社流造の建築。境内には、道真を慕って京から飛んで来たという本殿前の「飛梅」をはじめ、197種約6000本の梅が咲く。また、3万本の花ショウブなど四季の風情が豊か。また、宝物殿、歴史館、芭蕉や吉井勇の歌碑、さらに東神苑奥には遊園地「だざいふえん」も。本殿と末社志賀社が国の重要文化財。天神さまを祀る神社は全国で約10300社。
リンク  公式ページ  太宰府市  太宰府観光協会
【 北野天満宮 】 京都府京都市北区
太宰府と共に菅原道真を祭る天神さんの総社
947(天暦元)年に創建、現在の社殿は1607(慶長12)年に豊臣秀頼によって寄進された。古くから学問の神様として信仰を集めている。八棟造と称され桃山建築を代表する建造物で国宝。境内は梅の名所で、2月上旬から3月下旬までは約50種2000本の梅苑が公開される。また、出店が連なる毎月25日の天神さん(縁日)では、宝物が公開(※雨天拝観中止)され、国宝の北野天神縁起絵巻などが見られる。天神さまを祀る神社は全国で約10300社。
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【 住吉大社 】 大阪府大阪市住吉区
丸い太鼓橋で知られる住吉神社の総本宮
近畿でも有数の古い神社で、「すみよっさん」と呼ばれ親しまれている。古くから摂津国一ノ宮として信仰され、船舶の守護神として崇敬を集めてきた。池に架かる反橋は通称・太鼓橋と呼ばれ、現在の橋は秀吉の寄進として知られる。1808(文化5)年に改築された住吉造と呼ばれる本殿4棟は国宝、大海神社や石舞台、南門、楽所が国の重要文化財。御田植神事や夏越祓神事など、昔からの儀式が継承され、初辰まいりなどでも賑わう。住吉さまを祀る神社は全国で約2000社。
リンク  公式ページ  大阪市  大阪市観光情報
【 西宮神社 】 兵庫県西宮市
商売繁盛の神様で名高いえびす神社の総本社
平安時代の創建で、えびす神社の総本社。福の神、商売の神として商売人の厚い信仰を受けている。室町時代の大練塀と豊臣秀頼の寄進で建立された表大門は国の重要文化財。1月9日から11日に開かれる十日えびすには毎年100万人もの参拝者で賑わう。蛭子神・事代主神および総称の恵比須神などを主な御祭神とする神社は全国に約1500社。
リンク  公式ページ  西宮市  西宮観光協会
【 美保神社 】 島根県松江市(旧美保関町)
西宮神社と共にえびす神社の総本社
島根半島の東端・美保関に鎮座。創建は不明だが「出雲風土記」に記述がある古社。全国ゑびす社として、また事代主神の神話に因んだ数々の神事を伝承していることで名高い。本殿(国重文)は大社造を2棟並べた珍しい美保造(比翼大社造)で1813(文化10)年の造営。諸手船2隻及び社蔵のそりこ舟は、古代船舶の遣型を伝え国の重要有形民俗文化財。蛭子神・事代主神および総称の恵比須神などを主な御祭神とする神社は全国に約1500社。
リンク  松江市(観光)  美保関町観光協会
【 出雲大社 】 島根県出雲市
縁結びの神として名高い国内有数の古社
因幡の白兎や国譲りの神話などで名高い大国主大神が祭られている。境内は2万7000平方mと広大、本殿は日本最古の神社建築様式である大社造り。現在の社殿は1744(延享元)年に造営された。神楽殿には長さ13m、太さ8m、重さ5tと日本一の大きさを誇る大注連縄が見られる。神在月(出雲以外では神無月)には各地から八百万の神々が集まるといわれる。本殿は国宝、社殿21棟および鳥居が国の重要文化財。
リンク  公式ページ  出雲市  出雲市観光協会
【 白山比盗_社 】 石川県白山市(旧鶴来町)
白山をご神体とする白山神社の総本宮
全国に約3000社ある白山神社の総本宮で、鶴来の地元では「しらやまさん」と呼ばれている。紀元前91年(崇神天皇7)の創建、現在の本殿は10代藩主・重教の寄進とされる。樹齢1000年以上の杉などにつつまれ、境内は荘厳な雰囲気。毎月1日のおついたちまいりなど多くの参拝者で賑わう。宝物殿には、国宝の剣や国の重要文化財・木造狛犬など多くの文化財が保存されている。
リンク  公式ページ  白山市  白山市観光チャンネル
【 富士山本宮浅間大社 】 静岡県富士宮市
豊富な湧水が境内に湧く浅間神社の総本宮
富士山の山霊を鎮めるため約1200年前に建立された。富士山8合目から山頂にかけては浅間大社の所有地。本殿は、1604(慶長9)年に徳川家康によって建造された。桃山時代の建築様式で、浅間造りと呼ばれる特殊なもの。国の重要文化財。境内の湧玉池では富士山からの伏流水が毎秒3600リットルも湧き、国の特別天然記念物に指定されている。
リンク  公式ページ  富士宮市  富士宮市観光協会
【 秋葉神社 】 静岡県浜松市(旧春野町)
火防の神様として名高い全国秋葉山の総社
赤石山脈の最南端、標高866mの秋葉山山頂に上社、麓に下社が鎮座する。709(和銅2)年の創建。上社まで車道が通じており楽々参拝できるが、下社から上社へ至る杉木立の参道もあり徒歩約2時間。古より秋葉山へと続く道は秋葉街道と呼ばれている。12月15、16日には秋葉の火まつりが行われる。
リンク  公式ページ  浜松市  浜松観光コンベンションビューロー

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