地球の鼓動が聞こえる !? 噴煙・間欠泉
大湯沼北海道登別市   
硫黄山北海道弟子屈町
【 硫黄山 】 北海道弟子屈町
硫黄を含んだ白煙があちこちから立ち上る
川湯温泉の南方。標高512mの活火山で、山頂はもちろん山裾からでも白煙が各所で噴出、その噴気地帯まで入ることができる。あたりは硫黄の臭いがたち込め、独特の景観。土産物店などでは硫気を利用したゆで玉子を販売している。周辺にはハイマツが茂り、6月中旬頃には白いエゾイソツツジの花が一面に見られる。
リンク  弟子屈町  
【 オヤコツ地獄 】 北海道弟子屈町
屈斜路湖畔から噴煙、湖は開放的な野湯に
屈斜路湖の和琴半島先端。赤茶けた硫気口から音を立てて噴煙が上がり、湖底からも熱湯が湧き出ている。地獄の横には展望台があり湖を一望、展望台の横からは湖へ降りることもでき、野湯として入浴できる場所も。石を囲んで湖に湯船をつくり、源泉と湖水をかき混ぜて湯温を調節する。
リンク  弟子屈町  
ボッケ北海道釧路市(旧阿寒町)
【 ボッケ 】 北海道釧路市(旧阿寒町)
阿寒湖南岸にある小さな泥火山。ボッケの語源はアイヌ語のポフケで、煮立つを意味する。熱泥が地中の炭酸ガスで音を立てて吹き上げられ、坊主頭のような気泡が上がってくる。阿寒湖畔エコミュージアムセンターから阿寒湖畔へ向かう遊歩道・森のこみちで徒歩約8分。原生林の中を歩き、早朝をはじめ運がよければリスや鹿に出会える。また、白湯山遊歩道の途中でも白湯ボッケが見られる。
リンク  釧路市  釧路市観光協会  阿寒観光協会
【 大雪山 】 北海道東川町・上川町他
山の広さを知り自然美に驚く北海道の屋根
道内最高峰・旭岳(標高2290m)が主峰の大雪山群や十勝連峰、石狩山群など複合火山群の総称。夏でも残雪を頂き、湿原が点在。コマクサ、チングルマなど200種に及ぶ高山植物、ヒグマ、エゾシカなどの動物と自然の宝庫。層雲峡温泉や旭岳西麓からのロープウェイで、容易に高所の風景を堪能できる。噴気を上げる旭岳とお花畑の眺めは大雪山ならではの美しさ。明治の文人・大町桂月は「富士山に登り山の高さを知り、大雪山に登り山の広さを知る」と表現した。国の特別天然記念物、国の天然保護区域。
リンク  大雪山  上川町  東川町  
地獄谷北海道登別市
【 地獄谷 】 北海道登別市
登別温泉街の北東にある直径450mの噴火口跡
笠山が爆発して出来た爆裂火口の跡。剣ヶ峰と呼ばれる絶壁がそそり立ち、赤茶けた地面には多くの噴気孔があり、ガスや熱湯を吹き出している。谷に流れ込む水はここで過熱されて70℃近い温泉となる。そこに大地獄を中心に15の地獄ができている。入口に展望台や1周約600mの遊歩道から噴火口跡を見られる。北海道遺産。
リンク  登別市  登別市観光協会
大湯沼北海道登別市
【 大湯沼 】おおゆぬま 北海道登別市
湖底から硫黄を噴出する湯沼
登別温泉の北方500mにある周囲約1kmの湯沼。日和山の爆裂火口跡。墳気や熱気が噴出している。表面の泉温は40〜50度あり、最深部は約25mで、約130度もの硫黄泉を噴出している。硫黄が結晶し湖岸が黄色になっている。また、一部の硫黄が鉄、ガスが黒色の中空球状硫黄となって湖面に浮いている。
リンク  登別市  登別市観光協会
昭和新山北海道壮瞥町
【 昭和新山 】 北海道壮瞥町
赤茶色をした独特の山容で今も雲煙を上がる
1944(昭和19)年に麦畑から噴煙が上がった。2年間に渡る活動で麦畑は295mも隆起、標高407mの活火山が誕生した。郵便局長だった三松正夫さんが私費を投じて記録した火山の成長過程は「ミマツダイヤグラム」として有名。現在の標高は402m。木が茂ることのない赤茶色の山肌は実に印象的。現在も山頂の溶岩ドームから噴煙が吹き上がる。有珠山ロープウェイで行く有珠山展望台からも望むことができる。学術的にも大変貴重な山で、国の特別天然記念物。
リンク  壮瞥町  壮瞥町観光協会
西山火口散策路北海道洞爺湖町(旧虻田町)
【 西山火口散策路 】 北海道洞爺湖町(旧虻田町)
噴煙の火口や倒壊建物から自然の驚異を実感
2000(平成12)年の有珠山噴火でできた火口などをまわる散策路。火口からは現在も勢いよく噴煙が続く。周辺には、噴火被害の実態を後世に伝えるため、倒壊した工場や民家、寸断された道路などが残されている。温泉街から車で約5分。散策は約1時間。
リンク  洞爺湖町 
大湯沼北海道蘭越町
【 大湯沼 】おおゆぬま 北海道蘭越町
チセヌプリ麓で湯気立ち上る高温の沼
ニセコ連峰のほぼ中央、水温は高いところで80℃近くもある。ニセコ温泉の源泉で、白い湯気がたなびき硫黄臭が立ち込める荒涼とした沼。近くには大湯沼自然展示館があり、2つの展示ゾーンと映像ゾーン、展望コミュニケーションゾーンで大湯沼や周辺の自然について学ぶことができる。
リンク  蘭越町
【 しかべ間歇泉公園 】しかべかんけつせんこうえん 北海道鹿部町
約100度の熱湯が最大15m以上も吹き上がる間欠泉。1924(大正13)に発見されて以来、自然の力だけで断続して噴出。現在も約10分ごとに約15mの高さへと吹き上がる。公園は国道278号線沿いで、間欠泉の他、パネルやビデオで間歇泉の学習できる洞窟の館、眺望の館、足湯など。公園からは内海湾を望める。
リンク  鹿部町  
【 恐山 】 青森県むつ市
賽ノ河原など白茶けた風景が広がる霊場
8つの外輪山と宇曽利山湖一帯を総称する名称で、高野山、比叡山と共に日本三大霊場のひとつ。人の死後霊魂がここに常住すると信じられている。湖畔には、862(貞観4)年に慈覚大師が開いたという恐山菩提寺がある。また、恐山境内にある4つの薬湯は それぞれに効能があり、参詣者は自由に入浴できる。
リンク  むつ市   むつ市観光協会 
【 地獄沼 】 青森県青森市
沼底からの熱湯で絶えず沸き上がる湯煙
八甲田山中で酸ヶ湯温泉付近の国道沿いにある爆裂火口湖。沼の底からは90度前後の熱湯が吹き出しており、水面からは湯煙が上がり気泡が出て、硫黄臭が漂っている。確かに地獄のよう。酸ヶ湯温泉同様酸度が高い。後方には八甲田大岳がそびえる。
リンク  青森市  青森観光コンベンション協会
【 鬼首間歇泉 】おにこうべかんけつせん 宮城県大崎市(旧鳴子町)
約15mの高さに天然の熱湯を吹き上げる間歇泉
鬼首温泉郷のひとつ吹上温泉には間歇泉が点在する。中でもスケールが大きいのが弁天。15〜20分間隔で地下約20mから勢いよく約15mの高さまで100度以上もの熱湯が吹き上がる。国の特別天然記念物。
リンク  大崎市 
【 吹上地獄 】 宮城県大崎市(旧鳴子町)
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渓流沿いの岩肌から蒸気や熱湯があちこちで噴出。渓流沿いに遊歩道が設けられており、ゆっくり歩いても往復30分程。高低差はほとんどない。遊歩道沿いには、熱湯や熱気が絶えず吹き出す所が点在する。すぐ脇で轟音と共に噴出しているところも。渓流は暖かい。珍しい不思議な光景だ。
リンク  大崎市  
【 荒湯地獄 】 宮城県大崎市(旧鳴子町)
鬼首周辺に数ある地獄のひとつ。植物のない一面が真っ白な荒涼とした風景。あちこちから噴煙が見られる。硫黄の臭いが立ち込めており、入口には有毒ガス注意の看板がある。地獄入口から下流へ約100m進むと沢沿いに野天風呂がある。道順は、吹上温泉から地熱発電所PR館を目指すとわかりやすい。
リンク  大崎市  
【 後生掛自然研究路 】ごしょがけしぜんけんきゅうろ 秋田県鹿角市
数々の火山現象を間じかに観察できる遊歩道
後生掛温泉の源泉地帯では、日本一の大泥火山をはじめ、大湯沼、オナメ・モトメ、紺屋地獄などの火山現象を間近に観察できる。1周約40分の散策路が整備され、誰でも気軽に火山活動を観察することが出来る。ボコボコと地底から吹き上がる蒸気や熱湯は迫力満点。自然の力に驚かされる。
リンク  鹿角市  十和田八幡平観光物産協会
【 川原毛地獄 】 秋田県湯沢市
蒸気が噴出する灰白色の溶岩の荒涼とした風景
標高約800m。草木が生えない灰白色の溶岩が広がる中、いたるところから蒸気が吹きだし、強い硫黄臭があたりに漂っている。起伏のある斜面は荒涼とした風景で、遊歩道が整備されている。807(大同2)年に同窓和尚によって開山されたと伝わる。恐山、立山と並ぶ日本三大霊地の一つとも。
リンク  湯沢市 
【 小安峡 】おやすきょう 秋田県湯沢市(旧皆瀬村)
渓谷脇の岩盤から轟音と共に蒸気が噴き出す奇勝
皆瀬川が形成した深いV字谷。所々から滝が落ちている。渓谷一番の景勝地は大噴湯。岩壁の裂け目から、大量の熱湯と蒸気が轟音とともに激しく噴き出し続けている。渓谷沿いに遊歩道が整備されているが、帰りは谷底から比高60mを登ることになる。
リンク  湯沢市  
【 茶臼岳 】 栃木県那須町
今も噴煙をあげている標高1915mの活火山
那須五峰の主峰で、那須岳とも呼ばれている。ロープウェイで9合目の山頂駅まで上れ、そこから山頂までは徒歩で約45分。頂上からは、那須周辺の山々や遠く磐梯山、吾妻山、日光連山、眼下に広がる那須野ケ原など360度の雄大な眺めが広がる。山頂付近は高山植物の宝庫。
リンク   那須町   那須観光協会
【 殺生石 】 栃木県那須町
硫黄臭がたち込める輝石安山岩の巨石群
那須岳麓で湯本温泉街西の湯川沿いにある。正体を見破られ退治された狐が姿を変えた大石から吹き出す有毒ガスは鳥獣類が死んでしまうほどで、そこから名付けられたとされる。近くには芭蕉、麻生の句碑が立つ。ここから那須高原展望台まで続く約2.3km遊歩道がある。
リンク   那須町  那須観光協会
【 川俣温泉間欠泉 】 栃木県日光市(旧栗山村)
渓谷脇から熱湯が約20m噴き上げられる奇勝
鬼怒川にかかる噴泉橋の下方、谷底の鬼怒川脇から約40分ごとに轟音と共に熱湯を約20mも噴き上げる。橋の少し下流に展望台もあり、次の噴出までの予測時間を示す時計がある。寒い日には、特に白い湯気が立ち見ごたえがある。1回の噴出は40秒程が目安。
リンク  日光市  日光市観光協会
【 殺生河原 】せっしょうがわら 群馬県草津町
白根火山の旧火口の一つで、標高約1500mの志賀草津道路沿い。噴気孔から硫黄化水素ガス噴出、硫黄臭が充満している。有毒ガスで鳥や動物が死んでしまうことから名づけられた。荒涼とした特殊な景観で、噴気孔の周囲は立ち入り禁止。見学は立ち止まらないように。草津温泉へと長さ4.7kmの殺生・草津自然遊歩道が続き、途中ではシャクナゲやレンゲツツジなどが美しい。また、標高2000mの逢の峰へと白根火山ロープウェイがのびている。
リンク  草津町  草津温泉観光協会
【 万座空吹き 】まんざからぶき 群馬県嬬恋村
硫黄で黄ばんだ岩肌から白い噴煙が立ち上る。万座バスターミナル付近から木の階段を上って万座空吹展望台から眺めることができる。山の斜面は硫黄特有の黄色い岩肌が露出。硫化水素ガスや亜硫酸ガスを含んだ蒸気が噴出し、あたりには硫黄の臭いが立ち込めている。ここからは流れ出る川は温泉となっている。
リンク  嬬恋村  嬬恋村観光協会  
【 大湧谷 】 神奈川県箱根町
赤茶けた山肌がむき出しとなり硫気が噴出
約4000年前、箱根火山で標高1438m神山噴火により形成された谷。いわば蒸気爆発で生じた爆裂火口の跡ともいえる。今も岩肌から硫気が立ち上ぼる。昭和初期からは箱根温泉供給会社が蒸気熱で温泉を造り、強羅や仙石原などにも給湯している。極楽茶屋脇から閻魔台までを巡る約630mの自然研究路が整備されている。また大涌谷自然科学館もある。閻魔台周辺へは大涌谷自然研究路が通じている。箱根ロープウェイの車窓からは噴煙をあげる地獄沢の光景を見ることができる。
リンク  箱根町  箱根町観光協会
【 地獄谷 】 富山県立山町
立山信仰登山の中心的存在で日本三大地獄
鍛冶屋、百姓、無間、紺屋地獄など136もの地獄が点在し荒涼とした風景が広がる。立山登山では古来必ず訪れていた。硫気孔から水蒸気が噴出され、硫黄独特の臭いが立ち込めている。有毒ガスの噴出もあり、立入禁止区域も。
リンク  立山黒部アルペンルート  立山町  立山町観光協会
【 岩間の噴泉塔群 】 石川県白山市(旧尾口村)
先端から熱湯を噴出する珍しい自然の造形
新岩間温泉から約4kmの川沿いに見られる。いくつもの石灰華の小突があり、その先端から90度を超す熱湯が高さ40〜100cm程噴出している。石灰華は、温泉の石灰分が長い年月をかけ堆積したもの。国の特別天然記念物。
リンク  白山市  白山市情報センター
【 噴湯丘 】 長野県大町市
段丘上や河岸に点在し一帯から湯が噴出
高瀬ダムから高瀬川を遡った湯俣にある。大きなものは約3m、現在も成長中。硫黄の臭いが立ち込め、噴湯孔からは約85度の温泉が、周辺各所からも豊富な温泉が湧出している。下流の渓谷は温泉の成分でエメラルドブルー。内湯と露天風呂がある素朴な温泉でもあり、北アルプスの登山基地としても人気。噴湯丘は国の天然記念物。
リンク  大町市   大町市観光協会
【 諏訪湖間欠泉センター 】 長野県諏訪市
国内屈指の高さを誇る間欠泉が噴出
諏訪湖畔にあり、間欠泉センターの2?3階の展示室や露天風呂プールから間欠泉を見ることができる施設。決まった時間に噴出するよう調節されており、噴出前にはアナウンスが流れる。間欠泉を含め7つの温泉噴出口があり、温泉が流れる水路や自分で温泉たまごを作ることができる湯殿も。
リンク  諏訪市  諏訪市観光協会   
【 雲仙地獄 】 長崎県雲仙市(旧小浜町)
岩間から噴煙が立ち上り硫黄の匂いが漂う
雲仙温泉街の裏手にある旧火山の火口跡。明治初期にお糸の処刑とともに吹き出したと伝わるお糸地獄や、100度近い熱泉と水蒸気が湧く大叫喚地獄など約3の地獄が点在。地面は硫気で朱や黄に変色、奮起が音を立てて吹き出している。キリシタン殉教の舞台にもなった歴史があり、キリシタンの殉教碑が建てられている。
リンク  雲仙市  雲仙市観光協会
【 阿蘇山 】 熊本県阿蘇市他
世界最大級のカルデラを誇る国内有数の活火山
標高1592mの高岳をはじめ、噴煙を上げる中岳、烏帽子岳、杵島岳、根子岳の五岳が中央火口丘を形成。周囲には高さ700m前後の外輪山が、東西約18km、南北約24km、周囲約100kmもの規模で連なる。中岳は立入規制地域を除き通常は見学可能。火口にはロープウェイや有料道路、歩道が通じ、大きな火口から噴煙が上がる迫力ある風景を目の前に、地球の鼓動を実感できる。
(写真)噴煙が続く阿蘇山・中岳
リンク  阿蘇市  阿蘇市観光協会
【 別府八湯 】べっぷはっとう 大分県別府市
日本一の湯けむりが湧き上がる大温泉郷
別府市ある別府、明礬、鉄輪、観海寺、堀田、亀川、浜脇の8温泉の総称。それぞれの温泉に特徴がある。奈良時代には「豊後風土記」に記されいるほど歴史が古い。源泉数は2847で世界一、1日あたりの湧出量は13万6千klで日本一。公衆浴場は170ヶ所以上。あちらこちらから湯けむりが立ちのぼり実に壮観。※源泉数、湧出量は平成12年3月末調査の数値
リンク  別府八湯   別府市  別府市観光協会
【 別府地獄 】 大分県別府市
地獄に例えられた特徴ある熱湯や熱泥の噴出
別府市街地から北西部の鉄輪温泉付近に集中している。地獄とは地中深くから吹き出す熱湯、熱泥、噴気のことをたとえて言う。池一面が赤色の血の池地獄や、熱湯が50m以上の高さに噴き出す竜巻地獄をはじめ、金龍地獄、白池地獄、鬼山地獄、カマド地獄、山地獄、海地獄、坊主地獄がある。本坊主地獄を除く8地獄を約2時間20分でめぐる定期観光バスが出ている。
リンク  別府地獄  別府市  別府市観光協会
【 塚原温泉・塚原地獄 】 大分県由布市(旧湯布院町)
荒涼とした風景に蒸気が吹き上がる国内屈指の強酸温泉
大分自動車道・由布岳PA付近からも蒸気が見える場所で、伽藍岳中腹の荒涼とした風景の中に湧く温泉。蒸気が吹き出る岩石群が点在し、共同浴場がある。PH値1.4という強い酸性の湯は、卵をつけると殻が溶けてしまう程。そのため、温泉卵(地獄卵)は噴気でゆでている。硫酸塩泉、効能は慢性皮膚病、慢性婦人病、切り傷など。
リンク  由布市  湯布院塚原高原観光協会
【 小松地獄 】 大分県九重町
大自然の息吹が聞こえる地獄のような噴煙群
標高1100mの高原で、各所から温泉が湧き白煙が上がっている。熱泥の噴出も見られ、確かに地獄のような景観。筋湯温泉から徒歩約15分で、地獄内にも遊歩道が整備されている。筋湯温泉では、小松地獄の噴気を利用して鶏を丸ごと蒸した「極楽温鶏」が名物料理。近くには、八丁原地熱発電所が勢いよく白煙を上げている。
リンク  九重町  九重町観光協会
【 久住山 】 大分県竹田市(旧久住町)
九重連山の主峰で九州本土では最高峰
九重連山には1000m以上の山が35峰を数えるが、その総称は九重山。主峰が久住山で標高1787m。山頂まで約120分の牧ノ戸峠や南登山口、赤川温泉から登山道がある。山頂からは、阿蘇山、祖母山など九州の主な高山がほとんど眺められるほどの素晴らしい風景が広がる。
リンク  竹田市   久住高原観光協会 
【 賽の河原 】 宮崎県えびの市
硫黄臭が立ち込め荒涼とした風景が広がる
韓国岳登山口近くで、白煙が噴出し硫黄臭につつまれている。硫黄地獄とも呼ばれる。いたる所に硫黄塊があり、河原には温泉が湧き出ている。この中に周囲約700mの不動池があって、酸性度が強い水は光の屈折もあってコバルトブルーに見える。池を巡るコースなどの遊歩道が整備されている。
リンク  えびの市  
【 八幡大地獄 】 鹿児島県湧水町(旧栗野町)
栗野岳の中腹で、岩が重なる中から白煙が噴出、あたりには硫黄臭が立ち込めている。沸騰寸前100度の湯も音を立てて沸き出ており、栗野岳温泉の源泉となっている。流れ出るお湯は泥を含んでおり、泥湯と呼ばれている。泥を体に塗ったりするのも泥湯の楽しみ。蒸気で鶏を蒸す「鶏の地獄蒸し」が名物で、各旅館で賞味できる。
リンク  湧水町 
【 桜島 】 鹿児島県鹿児島市
大噴火で大隅半島と陸続き、国内有数の活火山
鹿児島市街から錦江湾を隔てた対岸に望めるため、鹿児島の象徴的な存在。今も噴煙を上げる標高1117mのコニーデ型複式火山。1914(大正3)年の大噴火で大隅半島と陸続きになった。北岳、中岳、南岳が並び、南岳は現在も活動中で断続的に噴煙をあげている。火山灰台地特有の農作物・桜島大根が知られている。島内には埋没鳥居など噴火を物語る史跡が見られ、火山の威力に驚かされる。
リンク  鹿児島  鹿児島観光コンベンション協会
【 硫黄島 】 鹿児島県三島村
硫黄で海水が赤褐色に染まる神秘的な火山島
周囲14.5kmの火山島で、硫黄岳が噴煙を上げ続けている。港の海は硫黄の影響で何と赤褐色。温泉も2ヶ所あり、東温泉は断崖の海岸沿いにある天然の露天風呂となっている。椿の木も多く、冬には「かめりあろーど」などで花が咲く。また、原生林の中などには野生化した孔雀が数百羽生息しており、その中の白い孔雀を見ると幸せになれるという話も。
リンク  三島村  

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